10月31日(月)
飽きもせず
先週出かけたキノコ自主練の写真を師匠にお送りしたところ、紅葉見物がてらに出かけてみましょうとのお返事をいただき、出かけて来ました。
またとない絶好の秋晴れ、とりどりに色づいた樹々が青空に映えて得も言われぬとはこのことです。
キノコ採りは多様なキノコの豊かな富士山の裾野100%で、天城は正直さほどに期待していなかったのですが、何のなんの!想定外の豊漁で大変お見それしました。
この季節は地上に落ち葉が降り積もり、地上性のキノコはほぼ姿を消します。
天城では樹上性のブナ帯特有のキノコを朽木・倒木を巡りながら探します。
第一ターゲットは何と言っても「ムキタケ」。
ムキタケとよく間違えられる有毒ツキヨタケとは同じブナの倒木や朽木に発生するので一層間違いが起きやすいのでしょう。
以前ご一緒した方から聞いた話。 ムキタケと思って採って来たツキヨタケ。
何となく違和感があり庭に捨てたキノコを夜見たら光っていたとのこと。 その方によればツキヨタケは意外にも美味しいそうです。ツキヨタケは夜に光るので有名です。 危険なキノコながら漆黒の森の中、怪しげに光を放つツキヨタケの群生は見てみたいものだと思います。
写真は立派なツキヨタケ。隆盛を極めています。
それでも掌ほどもあるムキタケも何枚か見つけました。
「クリタケがあるといいけど・・・」と言いつつ歩いていた師匠は本当にクリタケの大株を発見。
ウスヒラタケもたんまり収穫しました。 その近くではチャナメツムタケも。
いずれのキノコも★1つ、2つ級の美味しいキノコです。
たんまり収穫して、「さてさて、もうあっても採らない」と言いながら歩いていた私たちの前にまたナラタケの大群生が! 30年以上のキノコ経験を持つ師匠にして、これほどのものは初めてとのこと。
ナラタケは宿主の木を枯らしてしまうので採ってあげた方がいいそうですし、これを見過ごして帰るわけにはいかず、しっかり収穫いたしました。
来年も晩秋のキノコは天城で、と早くも約束し下って来ました。
10月24日(月)
八丁池
急に冷え込んできました。 ブナとヒメシャラもほんのり色づいてきました。
森全体が黄金に染まりつつあります。
林床にはひっそりとキッコウハグマの花が咲き、冬近いことを告げています。
水際の草モミジが美しい八丁池です。
帰路、久しぶりに白砂天井を散策してみました。
大アブラチャンを起点に、そこかしこに横たわるブナの倒木を梯子しながらのキノコ観察です。
地面には落ち葉が降り積もり始めて、地上性のキノコは姿を消す時期ですが、その中で真っ白なキノコ発見。
裏返してみれば、針々の独特な特徴。 これは話にだけは聞いているシロカノシタではあるまいか・・・・?
ブナの倒木にはヌメリツバタケモドキ。
裏を見てみるとヒダの間が縮れたようになっているのが特徴と教わっています。
ムキタケも発見。食中毒を起こすキノコの筆頭のツキヨタケは、ムキタケととてもよく似ている上に同じようにブナの倒木に発生します。
しかし、ムキタケとツキヨタケの違いはしっかり教わっており間違えない自信あり。
同じ倒木にはウスヒラタケと思われるキノコも。
富士山の裾野ほどにキノコの種類は多くはありませんが、ブナの多い天城にはブナ帯を好むキノコもきちんと生きていることが初めてよくわかり大満足です。
今日見たキノコは全て裏表しっかり写真に撮り、自主練の結果が正しいかどうか師匠の鑑定を仰いだのは言うまでもありません。
チャナメツムタケは生育場所の違いのせいか、これまで見てきたものと違うような気がしましたが、一応チャナメツムタケの特徴は全て備えており、正しかったようです。
まだまだ終わらないキノコシーズン。
師匠と一緒に再び天城を訪れることになりそうです。
10月19日(水) もう一回
今年のキノコ採りも先週で終えたはずでしたが、もう一度行こうという師匠の提案に二つ返事でやって来ました。
富士山の裾野はさすがに寒く外気温は5〜6度と言ったところでしょうか。
シモフリシメジ。
この時期に来るのが初めてのこともあり、私は初めて見ました。 名前どおり霜の降りる頃に顔を出すきれいなキノコです。
あとはキヌメリカサにチャナメツムタケくらいしか見つかりませんが、キノコたちも来年に向けて地面の中で静かに息づく季節です。
シンと冷えた森の静かな佇まいは本当に清々しく、歩くだけで肺の中がすっかりきれいになりそうです。
いつも立寄る登山口の山小屋では、いつものごとくキノコ採りの人たちが成果を並べて鑑定中です。 山小屋のご主人も鑑定して下さるのですが、初めて会う同士でも詳しい人が鑑定に加わります。
ちょうどキノコを種類別に並べている年配の男性、その大きな籠を見たら、いつか森の中で出会った方と分かりました。 まだ若いながらすでに経験10年という青年と師匠が鑑定に加わり、キノコ談議に花が咲きます。これがまたエンドレスなわけで・・・・ キノコを介した交流は、キノコ好きの楽しみでもあるようです。
この年配の方、毎週家を2時に出てやって来るのだとのこと。 今年のシーズンも終わりですが、また来年森の中でバッタリお会いしそうです。
今日こそがキノコ最終日です。また来年。
10月11日(月)
また来年
昨日まで雨が続き、今日は条件的には絶好のキノコ日和。
富士山の裾野も秋めいた色になってきました。
先週チェックしたムキタケがそろそろ大きくなっているかなと期待していましたが、食べ頃のものはすでに採られてしまったのか、幼菌ばかりでなかなか見つかりません。
チェックポイントの倒木や木のウロを探します。
ツタウルシがいち早く色づいています。
敏感な人であれば近くを通るだけでかぶれるそうなので、何とも美しい落葉ですが、思わず手に取ってしまわないようにします。
秋の深まりを告げるヒメヤママユも何匹か見かけました。
ムキタケもヌメリツバタケも晩秋のキノコです。
今年のキノコの季節も今日でおしまいかなあ、、と師匠。
写真のサンゴハリタケは先週同じコースで見つけたもの。今回も一株見つけました。
傷ついた木の窪みのようなところから名前のとおり珊瑚のように針状に垂れ下がります。
今年は結構たくさん採ることができました。淡白ですが独特な歯ごたえがあり、湯がいてマヨネーズにポン酢でいただきました。
その他の本日の食菌はナラタケ、チャナメツムタケ、カワムラフウセンタケ、アカモミタケ、そうそうキクラゲも結構ありました。これもまたとても美味しかったです。
今年も随分と楽しませてもらいキノコに感謝、森に感謝。
また来年、楽しみに待つこととしましょう。
9月26日(月) キノコ その4
スカッとした秋の空。飽きもせず今日もやって来ました。
昨日も晴れたようで、キノコ採りの立場で言えば昨日まで雨が降ってほしかったところ。
2匹目のドジョウを狙ってマツタケスポットの探索をしましたが、そうはうまくは行きません。
前回より数日たっただけなのにキノコの顔ぶれは変わってきています。
ハナイグチやキノボリイグチは良い時期を迎えていますし、オニナラタケがたくさん出てきていました。
名前に似合わず可愛らしい格好のキノコです。
「世界最大の生物は?」というと「オニナラタケ」。 とても有名な話です。
アメリカ・オレゴンの森林地帯で発見されDNA解析で確認された同一遺伝子を持つオニナラタケは、およそ8.9平方キロメートルに及ぶ地下に菌糸を張りめぐらせていると言います。
ピンときませんね。 東京ドームおよそ684個分だそうな。
それでもピンときませんが、ともかくもとてつもなく大きいということです。
推定重量7,567から35,000トン、推定年齢は1900から8650才だそうな。
この振れ幅からいっても未だはっきりと解明されたわけではないようです。
キノコは有機物を分解して無機物へ還元してくれる重要な役割を果たしています。 確かにもしも菌類が存在しなければ地球上はゴミだらけになっていることでしょう。
一方で、オニナラタケは強力なは木材腐朽菌でもあり、枯木は言うに及ばず生きた樹木の根の弱った部分に寄生する「ナラタケ病」の病原菌としても有名で、ナラタケ病に感染した大規模な森林の枯死は林業者の間では大変恐れられる厄介なキノコということでもあります。
とはいえ、「凶悪な菌類」と言われながらも地球上の森林を枯らすこともなく、人間よりはるか昔から他の生命と均衡を保って生きながらえてきたわけで、ここ100年の間に地球の自然を破滅の淵にに追いやっているさらに「凶悪な」人間に「凶悪」呼ばわりされる謂れはないでしょう。
ドクツルタケに代表される猛毒キノコは1本食べれば死は免れ得ないキノコですが、一方のオニナラタケは「凶悪」ながらとても美味しいキノコです。
ただし、消化は悪いので一度に食べ過ぎないようにと師匠に言われました。
キノコの世界は本当に奥深く、興味深く、味わい深い。
オニナラタケの世界を想像してみれば何と人間はちっぽけなこと。
この辺りのキノコも今日が最後。山はすでに晩秋の趣で、頂上に雪を被るのもそう先のことではないでしょう。
次回からは場所を移してキノコ探索続きます。
9月21日(水) キノコ その3
週末から週明けにかけて大きな台風による雨が続き、ようやく晴れたこの日。
師匠によれば週末に多いキノコ採りも来るに来られず、雨もよく降り気温も下がり、またとない絶好のキノコ日和! きっとニョキニョキ生えているに違いない!
さてさてこの妄想、現実となりました。
まずは2本並んだマツタケ発見! 1本はカサが開いて両手の平ほどの大きなもの。
その隣のマツタケはちょうどよい具合の大きさ。 一同破顔。
根の深いマツタケの掘り出しは師匠に任せます。 マツタケを掘り出す小さなスコップも買わなくちゃ、と思うほどの舞い上がりよう。
近くにもあるはずと探せばさらにもう一本。
もうこれで帰ろうかという気にもなりそうでした。
マツタケスポットをホンシメジスポットまで登る途中、さらに2カ所でマツタケ発見。
マツタケはやはり別格です。頭をほんの少し地面から出しただけのマツタケは見つけづらいし、売っているものと随分違っても見えます。
今日は何と6本獲得しました。こんなことってそうそうありません。
最初で最後かもしれません。
「香りマツタケ味シメジ」とはよく言われる言葉。
ホンシメジも売っているものとは別物。 こちらもほぼ同じところに生えるそうです。 この辺りを300回は歩いているという師匠は、地図など不要で縦横に歩き目当てのスポットに行きつきます。
今日はその他にも本当にたくさんの種類の美味しいキノコを採ることができました。
中でもクリフウセンタケは初めてでしたが、とても美味しいキノコでした。
マツタケの威光に影が薄くなりましたが、その他のキノコもなかなかのものでした。
サクラシメジモドキ、ハナイグチ、カワムラフウセンタケ、ツガタケ、チャナメツムタケ、コウタケ、クロカワ、ショウゲンジ、ホンシメジ、キノボリイグチ、アンズタケ、アカモミタケ、オニナラタケ、カワリハツ、アイシメジ、クリフウセンタケ、ホウキタケ。
マツタケ、何年ぶりでしょうか。 思い出せないくらいの昔です。
秋の恵み、感謝して美味しくいただきます。
9月16日(金) 八丁池
大きな台風が週末から週明けにかけてやって来るようです。
直前の晴天、ブナとヒメシャラの森が始まるところまでやって来ました。
八丁池への道はいつも美しい。 コミネカエデが少し色付き始めています。
良いお天気ながら、下田の海岸に白波が打ち寄せているのが展望台からでも見えますし、流れる雲も遠くの台風の予兆のようです。
一時、富士山が姿を見せてくれました。
帰路の定点観察。
T1、T2ともに元気です。
T1の周りをウロウロしていたら、ほんのごく近くのブナのウロに新たなヤシャビシャクの株を見つけました。
さらに少し下ってもう一つ。
逆光で高いところなので見づらいけれど、その葉のシルエット、ヤシャビシャクと分かりました。
あまり遠く、広く生育域を広げられないようですね。
でも、一株見つければそのあたりにさらに見つかる可能性も高いようです。
富士山麓に比べると影は薄いのですが、キノコもポツポツ出ています。
ツキヨタケの幼菌が出始めています。同じブナの朽木に生えるムキタケが出ないか今年は確認してみたいと思います。
9月13日(火)
キノコ その2
久しぶりの良いお天気。
ここから臨む富士山頂は、まだ雪を被っていないせいもあって荒々しい火山の姿です。
小富士からは連なる山並みと雲海、爽快です。
今日のハイライト。
地面からわずかに頭を出しただけの状態では、とてもわかるものではありません。 ましてや自然に生えているマツタケを見たことのない人にとっては言われても気づきません。 さすが師匠のみが「これは・・・!」と言って慎重に地面を掘り始めました。
堀りあげて一同大歓声。
まずは腹ごしらえをして、その付近一帯の探索を始めましたが、そう簡単にはやはりいかないもの。
でもだからこそのマツタケです。
バライロウラベニイロガワリ: 猛毒キノコです。自然の色とは思えないような裏までバラ色、傷つけると青変します。
その名のとおりのキノコです。
よく似たキノコにアメリカウラベニイロガワリというのもあって、こちらは食べられるそうですが、キノコ初心者いずれも手を出さない方が無難です。
タマゴタケ: こちらもきれいな色をしていますが、とても美味しいキノコです。
猛毒ベニテングタケとよく似ており、きちんと違いを知っていないとうっかり間違えて食べてしまうことがあるので要注意。
カキシメジ: これからシーズンに入るチャナメツムタケともよく似ており、間違えることも多い毒キノコです。
確かにいかにも美味しそうに見えます。 食べられるキノコと間違えやすいキノコはしっかり目で見て違いをよくよく覚えておかなくては。
今日のその他のキノコはアミハナイグチ、カラマツベニハナイグチ、ヤマイグチ、ツガタケ、ホウキタケ、ハナイグチ、ヌメリササタケ、アンズタケ等々。
そろそろハナイグチの季節に差し掛かってきました。 秋の深まりとともにキノコ探索まだまだ続きます。
9月9日(金) 草原初秋
このところお陽さまの恋しい空模様が続いています。
キノコ採りにも今週は行けず早くも週末。 ひと歩きしてきました。
馴染みの草原は今春野焼きが行われたおかげか、オミナエシ、イズコゴメグサ、タチフウロなどはいつもよりたくさん見られたのは嬉しいことです。
草原は定期的に人の手が入ることによって維持される自然があります。
とりわけ背丈の低い植物たちは一度焼き払われて陽当たりが良くなるとともに、肥料も供給されるので、元気を取り戻します。
地面を這うようなハイメドハギの小さな花も草地が紫に染まるほどびっしりと花を付け、道の両側からは優しく手を伸ばしたようなヤマハギや尾花の群れ。
秋ですね。
ヤマナシの実が落ちていました。 何度この道を歩いたことか・・・・初めて気づきました。
今私たちが食べている瑞々しい大きなナシはこのヤマナシがもとになっていると言います。
今年も顔ぶれは変わらず、コキンバイザサやクサアジサイなどの夏の花たちは随分と少なくなり、秋はこれから深まっていきます。
8月29日(月)
富士山自然休養林
今日は植物観察に出かけて来ました。
歩き始めて数分で最初のランに遭遇。
ミヤマウズラ: 標高の高いところでは見かけていましたが、この辺りでは初めてです。
少し時期も過ぎかけはいるものの朝露を産毛一杯まとって可愛らしい。
ハクウンラン: その近く、
ミヤマウズラと思って近寄れば何と何と。
初めての遭遇です。
少しピンボケですが、唇弁が大きくて独特な形。
付近を捜しましたがわずかに一株。各地で絶滅が危惧されているランです。
来年も見られることを祈ります。
コフウロ: フウロソウの仲間の特徴があり、ゲンノショウコにもよく似ていますが、ずっと小さくこれまで気に留めず見過ごしていたかもしれません。
オンダテ、イタドリ、メイゲツソウはどうにもその違いが掴み切れていません。 この辺りの砂礫地にはいずれも生育していると言われています。
イタドリはイタドリ属、オンタデはオンタデ属と違いはあれど、さて見て判るかどうかは別問題。
メイゲツソウはイタドリの高山性の品種で赤味の強いものを指すと記憶していますが、どうでしょう。
いずれにせよ、厳しい環境で逞しくコロニーを作っています。
今日はキノコかごを置いてきましたが、見かければつい気になります。
顔ぶれはあまり変わっておらず、9月に入らないと美味しいキノコも現れないようです。
ドクツルタケ:三大猛毒キノコの一つで別名「殺しの天使」。
その中毒死亡例は悲惨です。まず助からないと思って間違いないキノコです。
それにしてもこれを食べる気になるということ自体がかなり不可解です。
一見真っ白で清楚な姿ですが、白と言っても独特。 暗闇でぼおっと光るような・・・妖しい感じがします。
それでも平気で虫は付いていますねえ。虫が喰うから安全なキノコというのは全くの嘘です。
今日はカラマツ林の林床にそれはたくさん生えていました。
ハナビラタケ: キノコの気配はまだまだだなあと思いつつ下山を始めましたところ、これは黙って通り過ぎることのできないキノコです。 「幻のキノコ」と言われるほど希少です。 両手に余るほどの大きさ。 透き通るような白でベストの状態です。 スキップまではいきませんでしたが小躍りしながら帰路につきました。
8月22日(月) キノコ採り その1
気温が下り始め、雨も降り、キノコには良い条件がそろってきました。
靄が立ち込め、小富士からの視界はゼロです。
標高2000mから森林限界の2500mにかけてゆるゆる登りつつ探索します。
お天気が良くて陽の光の入る森の中はコントラストが強くキノコ探索には不向き、こんな日こそ絶好の日和だと師匠。
なるほどなるほど確かに。
ホウキタケ: 初心者の私たちに採らせてあげたいとおっしゃっていたホウキタケ、まずは友人たちが見つけました。
私も2株。 キノコそれぞれのの好む地形、高度や時期も教わりながら歩きます。
湯がいて薄く切り、ポン酢でまずはいただき、残りはキノコパスタ。 独特の香りとしっかりした歯ごたえはキノコ採りが欲しがるキノコだけのことはあり。
コウタケ: 香茸と書きます。
薫り高くこちらもキノコ採りのお目当てのキノコの一つ。
残念ながら食べるには適さない老菌の状態でしたが、初めてなので写真を一枚。
ケロウジ: こちらはコウタケの近くに必ずと言っていいほど生えているそうです。 確かに近くで見つけました。コウタケとは違って食べられませんが、ケロウジを見つけたらコウタケがあるということでもあります。
キノコ同士にも相性があるのでしょうか。 植物にもよくあること、人間にも当てはまります。
クロカワ: こちらも食通の間では人気のキノコと聞いていましたが、かなり見つけにくいキノコです。
見たところ石かと思いました。
ツガタケ: 可愛らしいキノコでとても美味しいキノコです。
オオツガタケも幼菌ですが、初めて見ました。
ヤマドリタケ: 師匠が久しぶりと興奮気味に大喜び。イタリア料理などで有名な「ポルチーニ」です。
狭義では「ヤマドリタケ」のみを指し、広義ではその近隣種の「ヤマドリタケモドキ」なども含むとあります。ヤマドリタケモドキは見たことがありますが、本物ヤマドリタケは初めて。
美味しいキノコは姿も美しい。
ドクヤマドリ: 一方こちらは姿形はキノコらしい愛らしい形ながら有毒です。
間違えないようにしっかり覚えなくては。
その他の食菌はカラマツベニハナイグチ、アンズタケ、ショウゲンジ、タマゴタケ。 キノコ採り、採れても採れなくても楽し、採れればなお良し。
すべて美味しくいただいたのは言うまでもありません。